BuzzRickson's (バズリクソンズ)2012年春の新作フライトジャケット。
第2次世界大戦時、米陸軍航空隊は夏季用フライトジャケットA-2の抱える諸問題(高価、大量生産が難しいなど)を解決するため様々な素材をテストしていた。そこへ1939年にデュポン社が開発したナイロン素材の採用によって1945年にライトゾーン用フライトジャケットtype L-2が完成された。L-2は、ナイロン素材を使用した今日まで続く近代フライトジャケットの基本形をなすモデルでもある。(同時期の1945年、コットンツイル素材が使用されていたB-10、B-15、B-15Aなどのフライトジャケットも、ナイロン素材を使用したB-15Bへと切り替えられて行く。)
当モデル「type L-2 テストサンプル」は、フライトジャケットの開発・機能向上のためのいわゆる「試作モデル」であり、米空軍航空医学研究所(AERO MEDICAL LOBORATORY)よりパイロットに一定期間貸出され、任務でテストサンプルを使用したパイロットからのアンケートや返却されたテストサンプルを分析・研究するプロセスを経て、正規支給版のフライトジャケットが完成する。
テストサンプルという性質上、生産数・現存数は極めて少なく、コットンツイル生地、裏地のコットンブロードクロス、三角型の革製オキシジェンタブ、左袖のシガレットポケットが簡易なペンホルダーになっているなど、正規支給版のtype L-2には見られないディテイルが細部に盛り込まれている。
採用年:1945年頃
ジッパー:CONMAR社製ブラスジッパー
アウターシェル(表面素材):コットンツイル素材
ライニング(裏地):コットンブロードクロス
オキシジェンタブ:ホースハイド(馬革)製
ラベル:EXPERIMENTAL TEST SAMPLE復刻ラベル
リブ:二段階のテンションで編まれた輪編みウールニット
前身頃両サイドにフラップポケットが付きます
ボディ内側には、ポケットが付いていません
インターライニング(中綿)が縫い込まれていない、薄手のライトゾーン・モデル
店長からのオススメポイント!
L-2、L-2A、L-2Bなどのライトゾーン・フライトジャケットは中綿なしの薄手な仕様のため、インナーに着るボリュームを調整しながらシーズン通して着こなせるフライトジャケットです。また、中綿なしのためコンパクトに収納可、昼夜の気温の変動が大きいシーズンにはバッグからの出し入れが簡単。特にバイク用のアウターとしては、厳冬期以外ならオールシーズン活躍します。
サイズは38の現品のみ。
0 件のコメント:
コメントを投稿